2022/07/01 デリケートゾーンは保湿が大事!その必要性と乾燥を防ぐ方法

皮膚が薄く敏感なデリケートゾーンは、乾燥しやすいため毎日の保湿ケアが欠かせません。しかしデリケートゾーンのケアをしたことがない…という女性も多いでしょう。そこで今回は、デリケートゾーンを保湿する必要性や、その方法をご紹介します。

 

デリケートゾーンの保湿が必要なのはなぜ?

トラブルを防ぐため

 

デリケートゾーンの乾燥は、さまざまなトラブルにつながる可能性があります。デリケートゾーンの皮膚は薄く、下着や排便後のふき取りによる摩擦でダメージを受けることも多いため、乾燥が起きやすい部分です。

その結果、かゆみやヒリヒリなどのトラブルが起こることも。これらを防ぐために、デリケートゾーンの保湿が必要なのです。

 

下着の擦れを防ぐため

デリケートゾーンの保湿ケアが必要な理由として、下着の擦れを防ぐというものがあります。肌が乾燥すると下着が擦れやすくなり、かゆみや痛みなどのトラブルの原因に。また摩擦のダメージが蓄積することで、デリケートゾーンの黒ずみにつながる可能性も。

デリケートゾーンの保湿を習慣化することで、乾燥を防ぎ、かゆみや擦れの軽減も期待できます。Vゾーンだけでなく、膣周りや外陰部などの場所もしっかりとケアしましょう。

自分の膣の状態を知るため

自分の膣の状態を知るためにも、デリケートゾーンの保湿ケアは必要。自分のデリケートゾーンを触ったり、見たりする女性は少ないと言われています。

毎日デリケートゾーンの乾燥やにおいなどをチェックすることで、異常を見つけやすくなり、すぐに対処が可能です。保湿ケアを通して、膣が粘液で満たされているか、皮膚が弛んでいないか確かめてみて。

 

デリケートゾーンの保湿までのステップ

1.専用ソープで清潔に洗う

ローションやクリームでケアを行う前に、ソープでデリケートゾーンを清潔にしてください。デリケートゾーンを清潔にしないまま保湿ケアを行うと、雑菌が繁殖してにおいやかゆみの原因に。膣トラブルを防ぐためにも、ソープを使って洗浄する必要があるのです。

デリケートゾーンを洗浄する際は、デリケートゾーン用のソープを使いましょう。デリケートゾーンは粘膜と皮膚が混在している場所。そのため洗浄力が強すぎるソープを使うと肌に負担がかかり、トラブルになる可能性も。デリケートゾーンを考えて作られたソープならば、マイルドな使用感で膣周りを清潔にできます。

また膣周りにソープが残っていると、雑菌やにおいなどの原因になることも。デリケートゾーンを清潔に保つためにも、洗浄後は泡が残らないようシャワーで丁寧に流してください。熱すぎるお湯だと皮膚が乾燥してしまうため、ぬるま湯のシャワーを使うことをおすすめします。

2.優しくケアをする

ローションなどでデリケートゾーンを保湿する際は、優しく撫でるようにケアしてみて。デリケートゾーンの周りの皮膚は、まぶたよりも薄く繊細だと言われています。乱暴にケアをすると、乾燥を引き起こす原因にも。

あまり力を入れすぎず、指の腹を使ってローションやクリームを塗ることを意識してください。また保湿アイテムを使う前には、手を洗って清潔な状態にしておきましょう。

3.入浴後すぐに保湿ケアを行う

デリケートゾーンのケア方法に、入浴後すぐに保湿するというものがあります。膣は皮膚が非常に薄い部位なので、最も乾燥しやすい場所だと言われています。

お風呂上がりにデリケートゾーンを放置していると、どんどん水分が奪われて乾燥が進行してしまうため、入浴後はなるべく早くローションやクリームで保湿する必要があります。意識的にケアすれば、膣周りの悩みが軽減されていくはずです。

デリケートゾーンが乾燥しやすくなるNG習慣

ゴシゴシと擦ってケアをする

デリケートゾーンのトラブルの原因として、ゴシゴシと摩擦を与えるということが挙げられます。クリームやローションを塗るときや膣を洗浄する際、乱暴に擦っていませんか?外陰部の肌は非常に薄いため、強い刺激を与えると乾燥やダメージが引き起こされてしまうのです。

また尿を拭き取る時も注意が必要です。トイレットペーパーでデリケートゾーンを擦りすぎると、粘膜が傷ついてトラブルの原因に。前から後ろにゴシゴシこするのではなく、優しく紙を押し当てるように拭き取るようにしてみて。

フィットしていない下着を使う

サイズがフィットしていない下着を付けることも、摩擦になり、乾燥の原因になる可能性があります。サイズが小さすぎたり、大きすぎたりする下着を着用していると、摩擦が起こってダメージが蓄積。皮膚のダメージから、黒ずみや乾燥が引き起こされてしまうのです。

下着を選ぶ際は、必ずサイズの合ったアイテムを探すようにしてみて。またポリエチレンやナイロンなどで出来たショーツは、肌質によっては刺激になることも。シルクやオーガニックコットンなど、柔らかく肌あたりの良い素材で作られたショーツを使うようにしてください。

ショーツを選ぶ際は、必ず自分のサイズにフィットするアイテムを探すようにしてみて。またポリエチレンやナイロンなどで出来たショーツは、敏感肌の方に取っては刺激になることも。シルクやオーガニックコットンなど、肌に優しい素材で作られたショーツを使うようにしてください。

 

デリケートゾーンの保湿ケアを意識してみましょう

30代、40代、50代…と年齢を重ねるごとに潤いが保ちづらくなり、乾燥を起こしやすくなるデリケートゾーン。デリケートゾーン向けのアイテムでしっかりとケアすることで、乾燥を防ぐだけでなく、乾燥により起こるさまざまな肌トラブルの軽減も期待できます。
まだ20代だから大丈夫!と思う方も今のうちから意識的にケアを始めてみてはいかがでしょうか。