2023/09/21 ⼥性は4回性格が変わる?!その原因と対処法についてご紹介

「女性は月に4回性格が変わる」といわれています。明るく前向きで、パワーがみなぎっていた時期があったかと思えば、やる気が出ない時期があったり、イライラして身近な人に八つ当たりをしてしまったり...。まるで別人になったかと思うほど、性格が変わることがあるのです。
今回は、女性が月に4回性格が変わるといわれている理由や、その変化との上手な付き合い方について解説していきます。気分のアップダウンに悩まされている方、「生理前はどうしてイライラしてしまうの?」と疑問に思っている方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

女性は月に4回性格が変わるといわれている理由

女性の性格の変化には、女性ホルモンが影響しています。「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」という2つの女性ホルモンが、生理周期によって増減することによって起こります。
一方、男性においては、主なホルモンは「テストステロン」ですが、分泌量の周期的な変化はありません。女性の方がホルモンバランスの変化が激しいため、1か月の間で気分の変動や体調の変化が起こりやすいのです。

 

2つの女性ホルモンの働き

エストロゲンは、肌や髪のツヤを保ち、骨を強くしたり、精神を安定させたりする働きをします。いわば、女性らしさのためのホルモンです。排卵後は、妊娠を維持するためのホルモン、プロゲステロンが分泌されます。体温をあげ、身体に栄養や水分をため込むように作用するため、プロゲステロンが多く分泌される時期は、食欲が増したり身体がむくんだりします。

 

ホルモンバランスの変化

2種類の女性ホルモンは、次のように増減します。

1.生理が終わるとエストロゲンの分泌量が増え、徐々に子宮内膜が厚くなる
2.エストロゲンの分泌がピークになった頃に、排卵が起きる
3.排卵のあとは、妊娠に備えるためプロゲステロンの分泌量が増え、エストロゲンの分泌量が減少する
4.妊娠が起こらないと、プロゲステロンの分泌も減っていき、子宮内膜が剥がれ血液と一緒に排出して子宮内をリセット、つまり生理が起きる

このように体内のホルモンバランスは周期により変化しているのです。女性の性格が4回変わるのは、このホルモンバランスの変化が原因だと言われています。

4つの性格それぞれの特徴

月に4回性格が変わるという女性の感情のバイオリズムを「ハッピーサイクル」と呼ばれることもあります。それぞれの時期に、どんな特徴が現れるかをみていきましょう。

 

痛みに悩まされやすい期間:月経の期間

やる気が出ず、集中力に欠ける時期。先にもお伝えしました通り、子宮内膜が剥がれて排出されるのが生理です。子宮内膜が排出される際に子宮が収縮します。その収縮を起こさせるプロスタグランジンという物質がもととなり、腰や腹部に痛みが出るのです。頭痛や吐き気を伴う方もいます。生理痛には個人差がありますが、様々な不調により、いつも通りの過ごし方が難しい時期でもあります。

イキイキとする期間:排卵の前まで(卵胞期)

生理が終わり体調が戻るため、調子がよくなる時期。エストロゲンが多く分泌され、新陳代謝が活発になり肌の調子も整います。ポジティブでやる気に満ちあふれ、幸せを感じやすい時期です。

不安定になり始める期間:排卵前後数日間(排卵期)

ホルモンバランスが急激に変わるため、不調を感じやすい状態に。エストロゲンの分泌が減り始める一方で、プロゲステロンの分泌は増え始めます。プロゲステロンにより、妊娠に適した体になります。

感情のコントロールが難しい期間:生理当日まで(黄体期)

理由もなくイライラしたり、気分が落ちこんだりなど、メンタル不調が起こりやすい時期です。感情のコントロールができずに、周囲の人と衝突してしまうことも。プロゲステロンの量が増えることで、皮脂の分泌が増えやすく、身体が水分をためこむのでむくみやすい時期です。自分でも、よくわからないまま情緒不安定になり、生理がきておさまると「生理前の不調だったんだ!」と気づいた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この時期の不調をPMS(月経前症候群)といいます。

ハッピーサイクルで気をつけるべきことと対処法

女性の性格が月で4回変わるのは、生理周期の中で女性ホルモンの分泌量が変化することが原因だとわかりました。原因をふまえたうえで、気をつけるべきことや対処法をみていきましょう。

 

あらかじめ、ハッピーサイクルを意識して予定を立てよう

目まぐるしく変わるメンタルや体調に、振り回されているような気持ちになることもあるかもしれませんね。感情の変動に振り回されないためには、出来る限り、この「ハッピーサイクル」を考慮して予定をたてるとよいでしょう。

生理周期は自分で計算できる他、基礎体温の測定により排卵日はある程度予測可能です。生理の記録や管理ができる便利なスマホアプリもあるので、上手に活用すればハッピーサイクルを考慮するのに役立ちます。

生理前から生理日にかけては、極力、心身に負担がかかる予定を入れるのを避けたり、いつもより余裕のあるスケジュールを組んだりするなど工夫をしてみてください。日頃から、食事や睡眠、運動習慣に注意することが大切ですが、不調になりやすい時期には、身体を温めたり、好きなアロマでリラックスをしたりするなど、ご自分をいたわることを特に意識してくださいね。

我慢しすぎはNG!婦人科の受診を

また、生理痛やPMSは、「病気ではないから」と我慢しがちです。しかし、仕事や日常生活に支障をきたすほどのひどい痛みは、子宮筋腫や子宮内膜症など、婦人科系の病気のサインである可能性もあります。
また、PMSでイライラや攻撃性が増して、自分でもコントロールできずにいると、人間関係で思わぬトラブルになることもあります。低用量ピルの活用で症状を軽減できることもありますので、つらい症状にお悩みの方は一度、婦人科を受診してみることをおすすめします。

ハッピーサイクルを意識して、感情の変動とうまくつき合おう!

女性は生理周期によるホルモン分泌量の増減から、メンタルにも体調にも影響を受けます。自分でもコントロールできないその変化に、戸惑う方もいらっしゃるでしょう。あらかじめ、その周期を意識して予定を立てると、無理することやつらくなる場面を減らすことができます。
また、「生理は病気ではないから」といって、つらい生理痛やPMSを我慢しすぎるのもよくありません。つらい症状があるときは、婦人科を受診しましょう。