ほったらかしにしがちなデリケートゾーンの悩み。かゆみ、痛み、できもののほか、生理痛などの女性特有のお悩み。そのままにしておくと危険な可能性もあります。女性特有の悩みと、その解決方法についてご紹介します。

デリケートゾーンの悩みって誰に相談すればいい？

デリケートゾーンに違和感があったり、いつもと違う変化に気づいても、誰にも相談できなかったり、なかなか病院に診察にいくことができなかったりする方もいらっしゃるかもしれません。
デリケートゾーンに少しでも違和感を感じたり、いつもと違うと思ったりしたら、まずは近所の婦人科、産婦人科、レディーズクリニックで相談してみましょう。
専門家に悩みを相談することで、適切な処置をしてくれたり、必要があれば専門病院を紹介してくれたりして、解決に導いてもらえます。

デリケートゾーンや女性特有のお悩み4選

ここからは世間でもよく聞くデリケートゾーンの悩みや女性特有のお悩みを4つご紹介します。あなたにも当てはまるものはありますか？

かゆみがつらい！それって膣カンジダ・皮膚炎かも……！

デリケートゾーンにかゆみを感じる原因は、下着の擦れによる皮膚の炎症やアレルギーなどであることが考えられます。
ほかにも考えられるのが女性の5人に1人程度が経験するといわれる膣カンジダ。膣カンジダはできるだけ早く診察を受けて、治療をすることが推奨されています。
カンジダ菌は、常在菌であるため健康な女性でも持っているのですが、疲労やストレスなど抵抗力が落ちたり、生理前や妊娠中などホルモンバランスが乱れたりすることで発症します。
自然治癒も不可能ではありませんが、再発を繰り返しやすいため、専門の医師に診察をしてもらい、しっかりと治しましょう！

痛みが辛い！それってヘルペスかも……

デリケートゾーンの痛みは、ナプキンや下着による摩擦である場合が多いのですが、ひりひりとした痛みが続く場合は陰部ヘルペスの可能性があると考えられています。

性器ヘルペスの場合は自然治癒も可能ですが、治癒するまでは症状に苦しんでしまうかもしれませんので、医療機関で相談してみましょう。

生理痛が辛い！それって他の病気が隠れてるかも……

生理痛が辛いけれどいつものことだからしょうがないとわりきってはいませんか？生理痛が辛いというのにはいろいろな病気が隠れている可能性があります。

生理痛が強くなる代表的な病気は子宮内膜症や子宮筋腫、子宮筋腺腫です。痛み止めを飲んで我慢するのではなく、婦人科で検査を受けてみましょう。

自分の状態に合わせた治療を行うことで生理痛が一気に楽になるかもしれません。

尿もれやお湯漏れが気になる！トレーニングで解決できるかも！

くしゃみをはじめ、ふとした瞬間に起こると言われる尿もれ。閉経や出産後に起こりやすいといわれていますが、ほとんどの原因が骨盤底筋の歪みや緩み。約8割がトレーニングにより改善されるとも言われています。
湯船から出た後に膣から水が垂れてくるお湯漏れは、膣の緩みなどが原因といわれています。いずれもトレーニングにより改善が期待できますが、医療機関を受診すれば治療も可能なので、気になる方は一度婦人科で適切な治療を受けることをおすすめします。

異変を感じたら、すぐに医療機関で相談を！

女性特有のデリケートゾーンの悩み。不安を感じたらインターネットですぐに調べられる便利な時代ですが、その情報がすべて正しいという保証はありません。また、原因が分かっても正しい治療は医療機関でなければできません。
自分の健康に関わることなので、異変を感じたらすぐに専門医に相談をしに行きましょう。そして、自分の身体の変化に気を配ることで、辛い症状や、病気のリスクを回避できるかもしれませんね。