2022/08/03 汗ばむ季節、デリケートゾーンのムレを徹底対策しませんか。

蒸し暑い毎日が続いていますね。実はデリケートゾーンにとってもこれらは大敵。しっかりとケアをしなければ、トラブルの原因になることも。普段の生活でできる、デリケートゾーンを快適に保つケアの方法をご紹介します。

デリケートゾーンのムレはトラブルの元

デリケートゾーンの皮膚は、実は汗腺が多いんです。汗をかきやすい脇の下と同じ汗腺が2つあり、それらがニオイやムレの原因にもなります。デリケートゾーンは常に下着や洋服におおわれていて、なかなか汗をふくことができないため、日中は放置されがち。しかしそのムレはトラブルの原因につながってしまうのです。 

デリケートゾーンのトラブル

よく挙げられるデリケートゾーンのトラブルをご紹介します。

膣ガンジダ

真菌の一種であるカンジダ菌が、膣で増殖して起こる疾患です。膣や外陰部の赤み、腫れ、かゆみや、皮膚の表面に白い苔状の付着物が現れ、白く濁った酒かす状のおりものがみられることがあります。

接触皮膚炎

いわゆる、かぶれを意味します。外的刺激のほか、皮膚に合わない下着を身につけた時などのアレルギー反応によって症状が現れます。強いかゆみがあり、赤みや水ぶくれ、ただれ、かさぶたなどがみられます。

トリコモナス膣炎

トリコモナスという原虫が膣に感染することで起きる疾患です。泡状で黄緑色のおりものが増え、膣や外陰部に灼熱感や痛み、かゆみを伴います。

デリケートゾーンを快適に保つコツ

①生理中のナプキンはこまめに取り変える

デリケートゾーンがムレると、雑菌が増え、ニオイやかゆみが気になりやすくなります。トイレの度にナプキンを取り換えることで、常に清潔な状態を保ちましょう。トイレについているビデを使うのも良いですが、使いすぎるとデリケートゾーンの皮膚を守る常在菌まで洗い流してしまい、免疫力が低下します。適度に使うことで、清潔でバランスの良い状態が保てるかもしれませんね。

②デリケートゾーン専用ソープで優しく洗う

デリケートゾーンの皮膚は目蓋よりうすいといわれています。よって、ボディタオルでゴシゴシと洗うと、傷ついたり黒ずみの原因になることもあります。そのため、デリケートゾーン専用ソープをしっかりと泡だてて、優しく洗うことをおすすめします。また、入浴後は十分に乾かしてから下着をつけるなどして、なるべく水分が残らないようにしましょう。しかし乾燥し過ぎも禁物。お風呂上りは顔のスキンケアと同じように、デリケートゾーン専用のクリームでしっかりと保湿をすることで、乾燥トラブルを防ぎます。

③自分の肌に合った下着の繊維を選ぶ

夏は汗、冬はタイツの重ね着などで、実はデリケートゾーンは1年中ムレやすい状態になります。下着を選ぶときは、デザインだけでなく、通気性のよいものを選んでみるのも良いかもしれません。化学繊維が刺激になる人もいるので、コットンやオーガニックコットンがおすすめです。

④デリケートゾーンの血流を悪くする服は避ける

締め付けは、通気性も悪くしますし、擦れて黒ずみの原因にもなります。締め付けの強いガードルや、サイズの合っていない下着などはなるべく避けて、通気性が良く自分の身体の形に合った下着や服を身に着けることで、デリケートゾーンを快適に保つことができます。

夏が本番、デリケートゾーンケアをしっかりしよう

デリケートゾーンを快適に保つ方法をご紹介しました。夏にデリケートゾーンのトラブルを感じたことのある人は少なくないと思います。トラブルが起こる前に、しっかりと原因を知って対策することで、快適な夏を過ごしましょう!