寒い冬が到来すると冷えが気になるという方も増えてくるのではないでしょうか。
もちろん、冬だけでなく夏場でも冷房などで体が冷えていると感じる方もいらっしゃいますね。身体を温め、さらに今のご時世に必要な免疫力アップも期待できる「温活」に注目してみませんか?
毎日の食生活に温活メニューをプラスして、寒さに負けない健康な身体を手に入れましょう!今回は、お家でできる温活メニュー、そして外食が多いという方には温活に最適なお店を選ぶポイントをご紹介します。
温活のキーワードは「薬膳」
漢方の考え方に関連する中医学をベースに、自然食材が本来持っている力を引き出し体質改善をサポートする食事のことを「薬膳」と呼びます。
食材の旬や食べる人の体質に沿ってバランスを整えたメニューで、口にするものから健康な身体を目指そうというものです。特に冷えが気になる方は、冬に旬を迎える食材や、体を温める効果に優れた食材を積極的に取り入れるのがおすすめ。
というわけで、今回の温活レシピは薬膳に目を向けたものをご紹介していきます。
おうち派はキッチンで温活にチャレンジ!
冬は寒くて外に出たくない!お家でのんびり過ごしたいという方は、お家で自分でお料理をして温活を取り入れてみませんか?薬膳食材を使った温活レシピで冷え体質にアプローチできる温活メニューをご紹介します。
身近な食材でOK!おうちでつくる「葛根湯」
「葛根湯」と聞くと、薬局などで販売されている商品を思い浮かべる方も多いでしょう。実は、スーパーで手に入る食材を使って自分でも作ることができるんです。
ゼリーのようにとろみたっぷりな仕上がりとなるので、食べやすく粉末あるいは錠剤タイプの葛根湯が苦手という方でも摂取しやすいのがポイントです。優しくてどこか懐かしさを感じさせる味です。お好みですりおろしショウガをトッピングすると、より一層スパイシーな味わいを楽しめますよ。それでは早速作ってみましょう。
手づくり「葛根湯」材料(1人前)
・本葛粉(本葛100%使用) 大さじ1
・水 150ml
・黒糖(粉末) 小さじ2
・ショウガしぼり汁 小さじ1
・シナモンパウダー 適量
手づくり「葛根湯」作り方
1. 葛粉と大さじ2杯の水を鍋に入れ、葛粉の粒を溶かします。
2. 溶けたら残りの水を鍋に加え、全体にとろみが出て透明になるまで弱火で練ります。
3. 黒糖とシナモンパウダーを加えて練ります。
4. 火を止め、ショウガのしぼり汁を加えます。
圧力鍋であっという間!鶏手羽先と大根のあったか薬膳スープ
漢方薬としてお馴染みの龍眼肉や棗を使った薬膳スープも、食べれば身体がポカポカ温まります。圧力鍋で煮込むことで食材は食べやすく柔らかな食感に仕上がります。ショウガの香りが食卓に広がる一品です。
鳥手羽先と大根の薬膳スープ 材料(4人前)
・鶏手羽先 8本
・A 大根 12cm(1.5cm厚さの輪切り×8枚分)
・A 椎茸 4本
・A にんにく 3かけ
・A しょうが 1/2かけ
・A 龍眼肉 4個
・A 棗 4個
・A 松の実 大さじ1
・クコの実 大さじ1
・サラダ油 小さじ2
・水 800ml
・中華万能調味料 小さじ2
・塩 小さじ1/2〜3/4
・黒胡椒 少々
鳥手羽先と大根の薬膳スープ 作り方
1.材料に下準備を施します。
大根:1.5cmの厚さで輪切りにし、皮をむきます。
椎茸:石づきを取り、軸を細切りに、かさの部分は半分に切ります。
にんにく:皮をむき、根元の固い部分を切る。
しょうが:すりおろします。
クコの実:水にさらします。
鶏手羽先:小さじ1の塩をまぶします。
2.中火で熱したフライパンに鶏手羽先を入れ、焼き色がつくまで火にかけます。
3.鶏手羽先+材料A+水+中華万能調味料を圧力鍋に入れる。
4.沸騰したらアクを取りフタをします。蒸気が出てきたのを確認し、さらに中火で10分間加圧します。
5.圧力鍋の弁が下りてから、味を整えるために塩・黒胡椒でを追加。最後にクコの実を加え、2〜3分間煮込んで完成です。
外食でも温活!温活に適したお店選びのポイントは?
普段から外食が多いけれど、外食でも温活を無理なく取り入れたいという方に向けて、ここからは、外食をするときに温活に適したお店を選ぶにはどうすれば良いのか、お店選びのポイントをご紹介します。
温活にこだわりのあるお店を探そう!
最近では、薬膳をキーワードにしたお店も続々と増えています。まずは、薬膳をキーワードにして、温活にこだわっているお店を探してみましょう。普段何気なく通っていたお店に、温活にこだわったお店が見つかるかもしれません。
お住まいの地域によっては飲食店が少ない、薬膳など温活にこだわったお店がないという方もいらっしゃるかもしれません。そんな方はメニューに着目!チェーン店などは、冬限定で薬膳や温活をテーマにしたメニューを展開するところもあります。
普段使っているあのお店で、温活にこだわった食事が食べられるかもしれません。
メニューに注目してみよう!
温活や薬膳を明言していなくても、メニューをよく見ると、実は温活や薬膳に深いつながりのあるメニューをそろえているお店もあります。
例えば、きのこや野菜をメインにしたお店や、スープにこだわっているお店。こういったお店のメニューは実は温活と深いつながりのある食品をたくさん扱っています。
温活や薬膳を明言していないお店でもメニューをチェックしてみると、温活が意識できるお店かどうかがわかりますよ。
手軽に取り入れられる温活メニューでホットな身体へ!
身体を作る日々の食事。温活の視点から口にするものを見直し、食材の強みを活かしたメニューを取り入れて無理なく体調を整えていきましょう。
お家でゆっくりと手作りをしてみるのはもちろん、普段の食事でもさりげなく意識していけば、気が付いたらポカポカな身体ができあがっているかもしれませんね。