2022/10/24 入浴剤の種類と香りがもたらす効果とは?

疲れたときや、ちょっと気分を変えたいときに使いたくなる入浴剤。
入浴剤を湯船のお湯に溶かすだけで、温泉成分や美容成分、また色や香りによるリラックス効果で気持ちがほぐれて気分を落ち着かせてくれます。

今回は入浴剤の種類と効果についてシェアしていきます。

 

入浴剤の種類とは

入浴剤にはさまざまな種類があります。ここでは、入浴剤の種類を効能効果などとあわせてお伝えしていきます。

 


冷えが気になるときには無機塩類系(粉末)

温泉成分である硫酸塩、炭酸塩を含む無機塩類を主成分としたものでもっとも一般的な入浴剤です。
入浴による温熱効果で血行促進や皮膚洗浄効果を高めると考えられています。
お湯がやわらかくなるので、身体に保護膜のベールを作れるともいわれています。ベールを作ることにより、保温効果も高まり、お風呂から出たあともポカポカ感が続くので、身体が冷えやすい冬におすすめの入浴剤です。
温泉名をなぞらえた名称の入浴剤が多いのも特徴です。

さっぱりしたいときは、クール系(粉末、錠剤、液体)

清涼成分により冷感を付与させたもので、夏の入浴にぴったり。
室内外での冷房で寒暖さが激しい時期は自律神経の機能が低下しがち。なのでゆっくりと湯船には使ってほしいけれども、暑い時期に入浴は無理!という方や、夏はついついシャワーだけにしちゃう人におすすめの入浴剤です。
メントールが配合されているタイプはお風呂あがりの肌が爽快。ミョウバン配合のものは、収れん効果もあるとされています。

保湿にこだわりたいときはスキンケア系(液体

スキンケア系は保湿効果のあるうるおい成分配合で、お風呂上がりの肌がしっとり。
細胞間脂質類似成分などに油分成分、さらに水性成分としてアミノ酸などを配合。
うるおい成分が肌の角層の内部まで浸透し、保湿成分を補うので、肌の表面だけでなく内側からうるおいます。
全身の乾燥肌の方や乾燥が気になる方、乾燥が気になる季節に保湿対策として活用したい方におすすめです。

薬用効果を期待したいならば薬用植物・生薬系(粉末・生薬の刻み)

薬用の植物や生薬を成分として配合しているタイプです。
トウキが配合されている入浴剤は、血行促進効果、温浴効果を高めるので腰痛や肩こりに適しているとされています。
センキュウもまた、保温、血行促進、消炎、鎮静などに効果的とされています。
チンピは、肌荒れ、湿疹に効果的で、芳香成分を含む精神的なリラックス効果があるとされています。
商品によって配合されている生薬が異なり、研究中の部分も多い生薬のメカニズムですが、現在では国内外から注目されています。

疲れをとりたいときには炭酸ガス系(錠剤)

無機塩類のなかでも炭酸塩と有機酸を組み合わせたものです。
お湯のなかに入れると炭酸ガスが発生し、同温度のさら湯よりも湯温が2~3度高く感じるといわれています。
炭酸ガスにより血行が良くなったり、血管を広げる効果があったりするといわれており、全身の新陳代謝が活発になるとされています。特に疲れを取りたいときや1日の疲れを和らげたいときにおすすめです。

入浴剤の形状はおもに3タイプ!

 

入浴剤の形状もいろいろなタイプがあるため、自分にとって使いやすいもの、使っていくうえでストレスを感じにくいものを選ぶことが大切です。
あなたはどのタイプが使いやすいですか?

 

固形タイプ

お湯にポンっといれるだけの手間いらずな入浴剤です。かんたんに使える使い勝手のよい入浴剤といえます。

粉末・粒タイプ

昔からある入浴剤やバスソルトのように、無機塩素系の入浴剤であればこの形状が多いです。
大量に入っているものが多いので、コスパが非常によく、デイリー使いの方にも好まれます。
粉末や粒タイプは温浴作用にも、優れた製品が多い傾向です。

液体タイプ

バスミルクのように保湿やスキンケア意識をしたものに液体タイプは多いです。1回分ずつ測って使うものが多くなっています。お湯に溶けやすく低刺激タイプのものが多いですね。

入浴剤の効果とは

入浴剤は湯船のお湯に温泉成分や有効成分を溶かして使います。これによって美容効果を高めるとともに、色や香りによりリラックス効果を与えるといわれています。保湿、血行促進、疲労回復効果も期待されています。
それぞれ自分が求めている効能や効果に合わせて使っていきましょう。

 

リフレッシュしたいとき

気分がのらないときや、嫌なことがあった日は、レモン、オレンジ、ゆずなどのシトラス系やミントなどのハーブ系はいかがでしょうか。柑橘系の香りは、脳のスイッチを切り替える効果を持つといわれています。さわやかで爽快感もあり、明るい気分へ切り替えていきましょう。

とにかく疲れをとりたいとき

炭酸ガス系の入浴剤は疲れをとりたいときにおすすめです。シュワシュワと溶けていく入浴剤によって、血管が広がり血流が良くなった結果、疲れを和らげてくれると考えられています。柑橘系の香りのものを選ぶと気持ちが切り替わりリフレッシュもできますね。

リラックスしたいとき

ローズやジャスミンなどのフローラル系や鎮静効果のあるヒノキやシダーウッドなどの樹木の香りに包まれるとまるで自然のなかにいるような気分になり、心身がリラックスできます。
特にローズの香りは、緊張やストレスを和らげる心への働きが期待されています。

自分にぴったりな入浴剤を見つけて至極のバスタイムを

今はたくさんの香りと種類の入浴剤があります。自分の好きな香りやシチュエーションに合ったタイプの入浴剤を選び、自分の身体と上手に付き合っていきたいですね。
ぜひ、自分が使いやすい入浴剤を見つけてみてください。