気温が下がる冬はもちろん、冷房の効いた部屋で過ごすことの多い夏も冷えは女性の悩み。1年中冷えに悩まされている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 冷えによって体調が悪くなったりなんとなく心も不調になったり、女性にとっては日常生活にも影響を及ぼしてしまうことも。 そこで今回は、今日からできる「温活セルフケア4選」をご紹介します!
湯船に浸かる
忙しくてシャワーでパパッと済ませてしまっているかもしれませんが、温活をするのであれば、ぜひ湯船につかってほしいものです。
38度から40度くらいのお湯の温度で、15分ほどじっくり浸かることで、身体もしっかりと温まり、冷え性の改善へとつなげられるかもしれません。
お気に入りの入浴剤を入れたり、好きな音楽や動画を見ながらゆっくり湯船に浸かれば、心身ともに温まることができるのではないでしょうか。
就寝時に湯たんぽを使う
お湯をいれたり、レンジで温めた湯たんぽを、寝る1時間前くらいまでに布団に入れておくと、布団に入った時に温かくてとても幸せな気持ちになれますよ。
中国では湯たんぽのお湯の温度が、母親の体温のように優しく、心地よいことから湯婆(タンポ)の名がつき、それが日本に伝わって湯湯婆(ゆたんぽ)になったというエピソードがあります。
湯たんぽは「頭寒足熱」の暖房器とされ、肌が乾燥しにくく身体に優しいといわれているので、安心して使えます。
足先が寒くて眠れないという方は、湯たんぽをセッティングしてから眠れば足先の冷えによる不眠に悩まされることなく、心地よい気持ちで眠りにつけるでしょう。
シナモンを摂る
八つ橋やクッキー、シナモンロールなどお菓子の香りとしてお馴染みのシナモンは、パウダーとして常備しておくととても便利なスパイスのひとつなのです。
漢方薬では、シナモンは「肉桂」として重宝されていて、「手や足、お腹を温める」「血行を良くする」「発汗を促す」「痛みを和らげる」などの効果をもつとされています。
手軽に使いたいときは、ヨーグルト、フルーツジャム、バナナ、リンゴ、はちみつ、バターなどにササっとシナモンパウダーを振り掛けるだけでもおいしくいただけますよ。
シナモンといえば、絶世の美女であるクレオパトラが、ローズ、ジャスミン、ムスクと共に愛した香りのひとつ。カエサルやアントニウスなど、当時敵対していた権力者たちを香りで魅了しては近づき、味方につけていきました。クレオパトラが乗った船がまだ海上にあるうちに、岸でその香りが感じられたという逸話もあるほど。
冷えに悩まされている方は朝食やおやつなどでまずは手軽にシナモンを生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
ユズの精油を活用する
ユズに含まれるリモネンには、血行促進の働きがあるとされており、冷えの解消に期待できるといわれています。
マカデミアナッツオイルなどのキャリアオイルに、ユズの精油を数滴加えたものを指先や体に揉み込むと、ダイレクトに血液循環がよくなります。
また、ユズの香りをかぐと、深いリラックスと共に副交感神経が優位になりますので、体温アップへとつながるといえるのです。
もちろん、お風呂に入れるのもオススメですし、寝る前にマグカップに熱湯を注いで数滴垂らせば、お部屋に良い香りが広がって、リラックスにもつながりますね。
セルフケアで1年中手軽に温活を
今回紹介した4つのセルフケアは、どれも日常生活の中で手軽にできるものばかりです。
お気に入りのものを使えばさらにリラックス効果も得られるかもしれません。
冬にだけ悩まされると考えられる冷え性ですが、夏も冷房の効いた室内で冷えに悩む方もいらっしゃると思います。冷え性に悩んでいる方はまずセルフで手軽に温活を始めてみてはいかがでしょうか。